印刷屋からWEB屋さんに! -95ページ目

熱戦!夏の甲子園!

夏の甲子園、暑いのに頑張ってますね。
高校野球はなぜ甲子園で全試合をするのでしょうか?
サッカーやラグビーのように準決勝からか、決勝だけを甲子園でする方が良いのになぁと思ったりしています。
日程の都合で決勝に近づくと連戦になり、ピッチャーが大変です。これが将来有望選手を潰す事になったりしてます。
また、炎天下での野球はまるで罰ゲームの様に思います。
ドームでするか、せめてナイターですね。

当人達は私が思うような事には関心が無く、この甲子園に出場することを目標に頑張っているだろうと思いますが…。

で、京都は京都外大西高校がベスト4に進出してます。これは凄い事です。
当社は10年前までこの高校の正門のすぐ近く(30ヤード位)に工場がありました。
その関係で地区予選のテレビ中継の広告をお付き合いで出していました。
KBS京都で、一試合一万円です。イニングの途中にテロップが流れるだけですが、
得意先からは「見たでぇ~、あれいくらや?」とか、「誰か西高通ってたん?」って聞かれました。西高OBは誰もいませんが…。

勝ち進めばその都度一万円掛かります。
西高はわりと強くて毎夏数万円を払っていました。
でも、勝ち進むと嬉しいものです。

今日も勝ってもらいたいものです。
応援してます。ガンバレー!

プレイステーションではありません

オフセット印刷の版(PS版)は使い捨て(と言っても純度の高いアルミなのでリサイクルしてます)ですが、保存版にして欲しいとの要求が数年前までは当たり前のようにありました。
それは再版が来た時にPS版代を浮かそうと企んでおられるからです。
前の版を使用するのであればその分利益が増えるのだから少しは保存版費用を出して頂ければ有難いのですが、出して頂ける所はそうそうありません。
無料サービスです(T.T)

版を保存するにはインキを落としてアラビアガムを引かなけれならない、置いておくにも湿度が高い所には置けない、その保存場所をとる、沢山保存するとこんど捜すのに手間取る、上手く保存しておかないと見つかってもその版で印刷出来るかどうかわからない。
と悪い事ばかり、僅かな節約でこっちは大迷惑なのです。

その節約分をエンドユーザーに還元しているのならまだ納得出来ますが、殆どの所は自分の懐へ入っているでしょう。

今はようやく使い捨てが定着しました。
でも当社の倉庫には使わない版が未だに眠ってます。
はっきり言って邪魔です。

「トンデモ」データ(笑)

DTP 駆け込み寺に「トンデモ」データ(笑)と言うコーナーがあります。
メルマガで読んでいつもあるあるっと思っています。
先日入稿があったデータは「トンデモ」までとはいかないが、
これに当たるのかな?っと思います。

それはDMで両面4色、アートポスト<180>に印刷するデータです。
それも納期が無くて、一日で両面を、おまけにどんてん(同じ版で両面印刷)刷り。
黒ベタが多い絵柄で不吉な予感。
データをチェックすると予感的中!
なんとCMYKオール100%、合計400%(刷れるかー!)
データを直そうと思ってもフォトショップ合成データなんで無理(T.T)
せめてレイヤーで分けてあれば…。

素人さんのデータなら仕方ないと思いますが、プロですよプロ

お願いですから総インキ量は最大でも350%にして下さいね。
400%では乾きが悪く裏写りしまんねん。
こういう事はプロなら知っていて当たり前とちゃうん?

デジタルデータの所有権

製版フィルムやPS版のような中間生成物は制作した会社に所有権があります。(この事自体知らない営業さんが多いので困りますが…。)
これはすでに判例が出てるので問題ないのですが、デジタルデータでの判例はまだありませんので、所有権や著作権がまた元に戻って昔のようにあやふやになっているように思います。


やっかいなことにデジタルデータは形が無い無体物なのです。
でも請負契約の目的物である印刷物を完成させるための材料あるいは手段という点においては製版フィルム等と差異はなく、印刷データの所有権も同様に印刷会社にあると思われます。

だから、いつ捨てようがどれだけ保管するかは印刷会社が決めること。
そのデータを渡すなど、そんなことをする必要は全くありません。

でも、それは建前で訴訟したときの話しです。
本音は強い方の勝ち、喧嘩する気は毛頭ないので言いなりで~す。

どっちでもええやん

我々の業界に付いて組合で話し合うときに、世間からは印刷会社と呼ばれたいと言う方が多いようです。
印刷屋と呼ばれるよりは、その方がイメージが良いと言う意見です。

私は 何してる人かと聞かれた時には堂々と「印刷屋やってます」と答えます。
印刷屋の方が良いと思ってます。印刷屋に誇りを持っています。
会社より屋の方が身近に感じますし、もともと印刷屋は地域密着型ではなかったでしょうか。

手広く商売する方が儲かるし良いのかも知れませんが、そんなに儲からないけど地域に密着してお客さんに喜んでもらえる良い印刷物を作ると言うこだわりがあっても良いのではと思っています。

世間から見た印刷屋のイメージは映画「男はつらいよ」の寅さんでしょうか。
数年前までは3K(きつい、きたない、きけん)職場と言われてたのは事実ですが、今はそんなことは無いと思います。印刷業界もイメージを良くする努力はしています。

でも印刷会社でも印刷屋でもどっちでもやってる事は同じですし、どっちでもええんとちゃうん?


簡単に言うけれど…

校正を出すと必ずと言っていいほど、訂正が掛かります。
昔は写植打ち直しや、版下張替え等で手間が掛かるので、訂正代が出てました。

今は殆どの場合訂正代は出ません。なんでやろ?
では、見積もりに訂正代は含まれているのかと言うと、含まれていません。
どんな訂正でも無料っておかしいですよね?

たとえ一文字でも訂正があればプリントアウトはするし、ファックスもするでしょう。
プリントを 持っていかなければならないとなるともっとコストが掛かります。
それもぜんぶタダかいな?

良く得意先の営業さんが言われる事に「訂正はちょっとやし、すぐできるやん」って言われます。
すぐできるようになるために、どれだけの努力と時間とお金が掛かっていると思っているのでしょう?
たとえそのファイルを開いて再保存するだけでも時間はかかるのですよ。

すぐできると言うのなら自分でやって下さい。
それなら訂正代は無料にしますので…。
けど、マシンのレンタル代は頂きますが。




新婚生活

大学も夏休みに入ったみたいですね。
それでなくてもクソ暑いのに、でっかいのが二人(息子達)が一日中家にだらだらいると余計に暑苦しいとかみさんはぼやいています。
ところが、二人ともサークルに入っていて合宿があります。
娘は留学中で、息子二人が合宿行けば家の中は夫婦二人っきり。

何日も夫婦二人っきりになる事は新婚以来余りなく、晩飯どうしよう?
なんて考えます。(なんで私が考えるのでしょう?)

面子がそろわないので、麻雀は出来ないけど
とにかく、久しぶりの夫婦水入らずを楽しみたいと思いま~す。
まるで新婚みたい…

ちなみに、前から携帯待ち受け画面はかみさんの写真なんですが世間では珍しいようですね。
飲み屋のおねえさんに結婚して何年?ってたまに聞かれますが、新婚ですと答えています。
もう無理か~(^_^;)

平台校正はええかげんでっせ

プリプレスのデジタル化によってカラーマネージメントは必要になって来た。
同じ画像をモニタ出力、プリンタ出力、CTP出力+印刷とディバイスが違っても同じ色に見えるように管理する技術です。つまり手段です。
それではなくカラーマッチングは印刷の色にプリンタやモニタの色を合わせる事。それが目的です。

当社では約7~8年前からこのカラーマッチングに取り組んでおります。
それはハイデルベルグのSM66と言う4色機を導入したときから始めました。
印刷機の周辺機器にCPCシステム(印刷機械制御システム)があり、その中の印刷品質測定装置で品質を数値管理するようになりました。

それにより、今まで印刷が悪いと言われていた物が、堂々と製版が悪いと主張することが出来るように成りました。
校正刷りに色が合わないのは本刷りが悪いのでは無く、校正刷りの方に問題があると…。

未だに平台校正が完全な物と思っておられる方が多いのは何故?

ハードディスクは消耗品

以前ファイルサーバーに付いて書いたと思います。

ファイルサーバーは絶対とは言いませんが必要だと思います。
でも、Macユーザーの場合、一台のマシンに外付けハードディスクをつないでそれにファイル共有運用している事業所もあります。

それでもファイルサーバーになりますが、外付けのハードディスクが壊れたらどうするのでしょう?
こまめにバックアップを取られているのでしょうか?
ハードディスクは実は消耗品なのです。
ずーと使えると思ってる方以外に多いと思います。

最低限RAID1は欲しい、RAID5だとちょっと安心かな?
RAID1はミラーリングと呼ばれ、2台のディスクにまったく同じデータを同時に書きこむ方式でもしも片方が破損しても、もう一方からデータを読み出せるのでデータは復元出来る。
RAID5はデータとパリティ(誤り訂正符号)を分散して複数のディスクにデータを分散して記録する方式なので、もしもハードディスクが壊れてもデータは復元できます。
しかし、それでも安心は出来ません。
もしもディスクでは無く、RAID5のコントローラー部が壊れたらどうする?
ここに気が付いていない方が多いようで…。
実は当社のRAID5はディスクよりも先にコントローラー部が壊れました。
ぎりぎりバックアップでデータは助かりましたが…(..;)

だから、二重三重にバックアップのシステムを組まれる会社がありますが、その分お金が掛かります。

ファイルサーバーに入ってるデータは財産です。
でもお客さんのデータをいくら大事に保管しても費用は誰も払ってくれません。(T.T)

出稿したデータ位は自分のところで保管して下さいね。
無くしても責任は取りませんので、あしからず…。

上手く刷れてもクレームって?

去年の秋に印刷したユポ紙の仕事での事件です。
ユポ紙は乾燥が悪い為、インキは合成紙用(ユポ紙用)を使用します。

両面カラー印刷なので、一日目に片面、二日目にもう片面を刷りました。
そして、一日置いて引き取りがあり表面加工に周りました。
色もばっちり、裏付きも無し、完璧です!
いつもこうでなければ…。

ところが、
加工屋さんからクレーム。乾燥不良だって。
そのために上手く加工出来ないらしい。
良品が10%位しか出来ないが、納期に間に合わせ分が必要なので取り敢えず全部加工してみると言うこと。

その加工は埼玉の工場でしか出来ない仕事らしいが、乾燥不良なら乾燥させばええやん!
もう2~3日置いたら乾くと思うけど…。

納期が無いのは営業が悪いのであって、印刷を遅らせて訳ではありましぇん。
それなのに結局刷り直し&用紙代弁償(約7万円)は納得できん!
刷り直した分は上手く加工出来たみたいです。

表面加工が上手くできなかったのは本当に印刷の乾燥不良ですかぁ?
普通は加工屋さんに問題があるのとちゃうのん?
他で加工出来ないからって強気に出てるだけちゃうん?

加工無しの商品なら完璧だったのに…。
理不尽じゃー!